ドメイン取得にあたりWHOIS情報公開代行という仕組みについて無知な自分向けに整理してみました。参考になれば幸いです。
WHOIS(フーイズ)情報
ドメイン取得により国際機関であるICANNにより公開が義務付けられている情報で、インターネット上でのドメイン名・IPアドレス・ AS(Autonomous System) 番号の所有者を検索するためのプロトコルであります。
公開される情報は以下の通り。
・登録ドメイン名
・レジストラ名
・登録ドメイン名のプライマリおよびセカンダリネームサーバ
・ドメイン名の登録年月日
・ドメイン名の有効期限
・ドメイン名登録者の名前および住所
・技術的な連絡の担当者の名前、住所、電子メールアドレス、電話番号
・登録に関する連絡の担当者の名前、住所、電子メールアドレス、電話番号
WHOISの調べ方
【一例】下記サイトなどで検索可能
http://whois.jprs.jp/ ~JPRS
http://whois.muumuu-domain.com/ ~ムームドメイン
WHOIS情報公開代行
Whoisに登録のプライベート情報を運用会社が情報を代わって公開する仕組み。
登録されたドメインの各種情報が検索できる「Whois」に、ドメイン取得者の情報ではなく、例えばお名前.comなどのドメイン提供業者の用意した別の情報を表示させるサービスがそれです。
プライバシー保護のため、個人情報をWhoisに掲載されることを希望されない方のために「Whois情報公開代行」というWhois上で表示されるユーザーのドメイン登録情報を、ドメイン提供会社の情報に代えて掲載するサービスです。
注意すべき事項
「.shop」がWHOISの代理公開可能になった。というようなニュースがありました。
今大人気の「.shop」ドメイン、これについてはこれまでWHOIS情報公開代行ができない状況にありました。これが上位機関のポリシー変更により、WHOISをドメイン提供会社情報で代理公開することが可能となるというように、必ずしも全てのドメインについて情報代行が整っているわけでもないという点です。
また、どのドメイン販売会社においても情報代行サービスが提供されているとも言えないようです。プライベート情報に関して注意を払っておられる方は事前に確認しておくべき項目かもしれません。
【個人的考察】
非公開にすべき事由がなければ必要のないサービスであると言えます。ネット上で堂々と法人名、あるいは個人名でビジネス展開をされているのであれば寧ろ明らかにされるほうが信頼性が高まりメリットあることなのではないかと考えます。
また、情報代行サービスそのものもドメイン登録販売会社により無料で提供している先もあれば有料とする業者もあります。そしていざサーバーを移管する場合やその他もろもろ変更を伴う場合に予算外の費用を支出せねばならないケースもあるようです。
ドメイン取得にあたっては中長期的な展望を踏まえて検討すべき事柄かと思います。
何より、ドメイン登録販売会社により取り扱いはさまざまなようですから、まずはどこで登録するか先を決めたら、その販売会社での情報公開代行に関しての取り決め、規約等を確実に目を通されるようにすべきかと思います。
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