サイトヘルス永続オブジェクトキャッシュ解消方法

WordPressコラム

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対処手段を間違えると失敗します。未熟だと(私の場合)。
ここでの紹介サーバーはロリポップ!ライトプランです。

WordPressサイトヘルス永続オブジェクトキャッシュ対策の模索

まず、WordPressにログインすると、ダッシュボードのサイトヘルスステータスに表示されている内容に、以下の通り表記されていると思います。

永続オブジェクトキャッシュを使用してください パフォーマンス

永続オブジェクトキャッシュは、サイトのデータベースの効率を上げます。その結果、WordPress がサイトのコンテンツや設定を迅速に取得できるようになるため、読み込み時間を短縮できます。

ホスティングサービスに問い合わせれば、サイトで永続オブジェクトキャッシュを有効化できるかどうかがわかります。 お使いのホスティングサービスでは、次のオブジェクトキャッシュサービスをサポートしているようです: APCu。

永続オブジェクトキャッシュについてさらに詳しく。 (新しいタブで開く)

上記を手掛かりに、調べていくと、ロリポップサーバーにはこうあります。

WordPressの「永続オブジェクトキャッシュ」は使えますか?

WordPressのサイトヘルスステータスに表示されている「永続オブジェクトキャッシュ」を当サービスで使用することが出来ません。

しかし、当サービスでは、ご利用のプランによって「ロリポップ!アクセラレータ」や「LiteSpeed Cache」を使用することができます。

オンラインマニュアルに「ロリポップ!アクセラレータ」と「LiteSpeed Cache」の情報を掲載しております。どうぞご活用ください。

ロリポップ!アクセラレータ設定について
LiteSpeed Cacheについて

ここでつまったのが、まずロリポップでは対応していないということです。で、次なる手段として一応サーバーにログインし、ロリポップ!アクセラレータの設定を確認有効にし、効果をみてみました。
ロリポップのプランで言うとWordPressが利用できるライトプラン以上であれば、アクセラレータ機能が利用できるのでダメもとで設定を確認していただきたいです。もしかしたら、それで解決される場合もあるかもしれません。

が、自分のケースでは結果、改善ならず、でした。

そこでもう一つのLiteSpeed Cacheを使ってみようと試みるも、こちらはハイスピード・エンタープライズのみ可であり、ライトプランでは無理だったので無念ながらも断念。さて、次は…

致命的な問題に「非常に古いデータベースサーバー」というのもあります。その関連もありそうなので、データベースの改善から手立てはないか追ってみることにしました。

ロリポップ!ライトプランでデータベースを更新バージョンアップ

[2022/02/03 11:09 更新]
本日、MySQLの最新版である【 MySQL 5.7 】を導入いたしました。
これより、新規作成いただくデータベースについては、MySQL5.7 で作成いただけるようになりました。

・現在すでに作成いただいているデータベースの MySQL バージョンに変更はございません。
・MySQL5.6 でのデータベース新規作成は提供終了いたしました。
・MySQL4から5への移行ツールの提供は終了しました。

※データベースはライトプラン、スタンダードプラン、ハイスピードプラン、エンタープライズプランでご利用いただけます。

MySQL5.7 を提供開始いたしました! – 2022年02月03日 / 新着情報 / お知らせ – ロリポップ!レンタルサーバー (lolipop.jp)

これに対し、ロリポップでは以下のように応じています。

WordPressで「古いデータベースサーバー」「MySQLバージョン5.7以上の使用を検討してください」と表示されます – ロリポップ!レンタルサーバー (lolipop.jp)

かいつまむと、サポート対象外。
つまり、自身でデータベース(MySql)の移行を実施しなければいけません。しかも、データベースが1個しか利用できないライトプランにあっては、完全に削除新規作成的な入れ替え作業。既存のデータベースは完全に削除し、削除前にバックアップを取り、新たにデータベース(MySQLバージョン5.7)を作成し、バックアップデータを復元させる、という作業です。

ずぶの素人<br>自分の事
ずぶの素人
自分の事

まぁ、これがなんたってわからない。。。途方に暮れ、難儀した一番の作業でした。

  1. WordPress6.1は推奨データベースが「MySQLバージョン5.7」と定義されている
  2. 利用中のデータベースを「MySQLバージョン5.7」にバージョンアップは不可
  3. ロリポップではサポート対象外。作業方法情報もロリポップにはなく、ネット上で参考記事を参照してくださいとのこと

データベース移行の作業に関しては、いろいろと詳しく解説してくれているページが数多くありますので、そちらを参考にしていただければと思います。
手順はおおよそ先達の優れた解説ページにもありますように、以下の段階で進めれば間違いはないかと思います。ただ、自分が失敗した部分だけを抜粋して例示しておきます。

データベース移行手順

  1. 既存のデータベースをバックアップ・ダウンロード
  2. ロリポップ管理画面のサーバーの管理・設定からデータベースを開き、データベースを削除
  3. 新規データベースを作成(MySQLバージョン5.7)
  4. ダウンロードしたバックアップデータをインポート
  5. 「wp-config.php」書き換え ※※※
  6. 「wp-config.php」をサーバーにアップロード
  7. WordPressログイン画面からダッシュボードへログイン出来たら成功完了

ここで大失敗したのが※※※です。

失敗例 – ロリポップ!FTP

『wp-config.phpファイルを書き換える。』という解説から単純にロリポップ!FTPを開き、ファイルを探し、開き、データを書き換え、アップロードし、実行しました。が、一向にWordPressにはログインできず。何度も何度も同作業を一つ一つチェックしながら繰り返しても解決されないまま時間だけが経過しました。その原因がここにあったのです。下記画像をどうぞ

ロリポップ!FTPキャプチャ
ロリポップ!FTPキャプチャ2

画像が不鮮明でわかりにくいかもしれません。
手っ取り早く言うと、書き換えすべきconfigファイルが違っていた、という結末です。

ロリポップ!FTPを開いて、トップ画面に表示される「wp-config.php」ではなく、自身の運用する公開(アップロード)フォルダ内にある「wp-config.php」のファイルだったんです。
なぜ解決に至ったか? それはあちこち触りまくる悪癖が功を奏しての完全なる偶然でした。

解説ページにある通り再び書き換えアップロードしたところ、無事ログインでき、データベースも「MySQLバージョン5.7」に変更されていました。

が、WordPressにログインはできたものの、以前のデータが真っ白。なにもない…
一時は愕然としましたが、バックアップは取ってあったので再度バックアップデータをインポートしたところ復活。ホッと胸をなでおろした次第です。

プラグイン Redis Object Cache等を試す

その後、WordPressのサポートに掲載の通り、プラグインをインストールして、キャッシュをクリアしたりしたところ、ヘルスステータスから指摘の項目は消えていました。

最終結果

現状は以下の通りとなりました。

WordPressサイトヘルスステータス

サイトヘルス ○良好

ただし、いまだ「予約したイベントの実行に失敗しました」というパフォーマンス上の問題があり、今後これについて対応していくつもりです。

目を通していただいた方には、お付き合いいただきありがとうございました。

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