サイト・リライアビリティ・エンジニアリング(Site Reliability Engineering)略してSREとは-
もともとはGoogleが提唱、実践したシステム管理とサービス運用の方法論なのだそうだが、実際にそういう職場環境にあるか、勉強中のエンジニアを目指す方以外に、なかなか日常では身近に覚えのないワードかと思います。特に自分のようなものには
レンタルサーバー選びにSREを役立たせる
さて、私もお世話になっているロリポップ!レンタルサーバーでは、ロリポップ!が取り組んでいるサーバー安定稼働のための、SRE活動についての資料をいただいたので、それを参考に持論を書いてみることにしました。
ロリポップ!サーバー安定稼働の取り組み
SRE活動の紹介資料
https://lolip.in/2ZIzalyロリポップ!はSREに取り組んでいます。
SRE = Site Reliability Engineeringロリポップ!では安定性向上のため、”サーバーが安定したレスポンスを返せていることをを監視” 定めた基準をクリアしているサーバーの割合を目標値(KPI)として観測などを行い、サーバーの安定稼働を目指しています。
ロリポップ!は価格の安さから、重い、遅いという印象を持たれがちですが、ライトプランなどの利用料金の安いプランでも、日々安定化と高速化を目指し対応を重ねております。
その結果、現在ではご利用をいただいておりますお客様に対して、満足を頂ける数値を出すことができるようになっており、安定性、高速性共に非常に高い水準を維持しております。
頂戴したメールから一部引用してみたわけですが、ここから何が言いたいのかというと、SRE活動がどういうものかではなく、そういう活動を通してサーバー利用者のサービス向上を目指すべく取り組んでいるホスティング企業としての姿勢に着目したという次第です。
なるほど、ほぼ無知識に近い自分みたいなものとしても、本件案内と資料によりSREとは何か、SRE活動とは…に触れ、レンタルサーバーを選ぶ際の一つに要素になりはしないかと捉えたわけです。
少しでもお時間があれば資料をご覧いただき、ロリポップ!の安定性、表示速度の速さについて具体的な数字を交えて再認識していただければと余計なお世話に至りました。
案内は以上となります。
利用者側でできる速度改善方法(ロリポップの場合)
大きく分けて2つだけ
Webサイトの表示速度アップの方法
これについてはレンタルサーバー提供先によるところとは別です。高速化に関してはサーバー側の問題だけではないということです。
例えば
・ホームページ(Webサイト)にアップしている画像等を圧縮する
・WordPressのプラグイン同士の相性やインストール数などを見直す
・キャッシュの活用
・HTMLの記述方法の改善等々
事細かくあげればやれることは色々とあると思います。
ページの表示速度が上がらないという場合、サーバーの他にも見直すべき要因はあるはず、と思い巡らせてみることが大事なんじゃないでしょうか。
ちなみにGoogleのPegeSpeed Insightsというサービスを使えば、どの項目で改善できるのかを分析提示してくれます。また分析結果をベースに勉強にもなります。
ロリポップ!の設定を変えて速度アップする方法
これはもう実際に利用中の方にしか通じない手法なわけですけど、管理パネルにログインしてイジってもらえれば手早く改善できるはずです。
ロリポップ!アクセラレータをオンにする
この機能をオンにして使用することで、WordPressのサイトで24倍のパフォーマンス改善がなされたそうです。(自社調べ)
設定はログイン後、「ロリポップ!アクセラレータ」を開きドメイン毎に設定をオンにするだけです。
PHPモジュール版を使用する
スタンダードプランを利用中のユーザーでPHPが「CGI版」に設定されている方は、「モジュール版」に変更してみてください。CGI版よりもモジュール版の方が7倍速くレスポンスを返せる結果が過去のテストで実証されているみたいです。(自社調べ)
こちらもログイン後、サーバー管理・設定から「PHP設定」を選択、開いた画面で先程のバージョン変更処理をするだけです。
作業は至って簡単。どちらもすぐに出来ますし完了します。ただ運用するWebサイトやツールによっては使わない場合の方がいいのもあるでしょう。まず実行前に十分に解説や注意事項に目を通して事に当たりましょう。
最後に
どんなサービスでも提供するハード部分に違いがなかったとしたら、サービス選びの基準は提供側のソフト部分に目が行くのは自然の流れだと思います。
そのソフトの部分の選択項目に、携わる方々の姿勢や心意気みたいなものがあっても、また選ぶ側の目線もそこに向いていてもいいんじゃないか、そして双方の目指す向上心でよりよくなるようになればもっともっと良いものが産まれ、ますます完成度が上がるのではないでしょうか。
安かろう悪かろうではない、安くても良いものはいい、を求めて
これから先もずっと使い続けていくつもりです。
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